扇子のニオイはこれで解決できます

扇子を作るための材料は今と昔では違っていますし、伝統工芸品として作られているものや、踊り用、お土産品用などによっても違っています。古い作り方で伝統的であるほど、独特な落ち着きのあるニオイがしています。柔らかなニオイのものだけでなく、きつく強いニオイがついているものもあります。人によっては香りのするものが刺激に感じる人もいるので、公共の場で使用するときには香りの強さに注意して、風下に人がいるときにはニオイが漂っていく可能性があることを理解して使わなければなりません。ニオイを和らげたい、あるいは変えたいというときには少しの工夫を行えば対応することができます。誤ったやり方をしてしまうと破けたりシミになってしまう可能性があるので気を付けましょう。

香りをやわらげたり消してしまいたいときの対処方法

扇子に香木が使われている場合、なかなかニオイを消し去ることは難しくなります。しまったままにしておくと特にそうで、広げておいた方が薄れてくれる可能性があります。白檀扇であるなら、香りの成分は紫外線に弱いことがわかっています。だからといって直射日光に当ててしまうと、日焼けしてしまうので避けなければなりません。陰干しであっても、紫外線の影響は受けます。日数がかかってしまいますが、晴れている日に風通しの良い日陰で、開いて陰干しを行うことがおすすめです。風が強い日は、飛ばされることがないように注意が必要です。間違っても、消臭剤などを吹きかけないようにしましょう。シミになったり濡れた部分が破けたりしわが寄ってしまう可能性があります。白檀扇ではない場合も、陰干しはニオイの対策に適しています。

好みの香りをつけて楽しみたいときの方法

今の扇子のニオイが気に入らないので別なニオイにしたいときには、アロマオイルや香り袋、香水などが役に立ちます。すでについているニオイがきついのに、そのまま香りづけしてしまうとニオイが混ざって臭くなるので、ニオイを取るか薄めてから新たなニオイをつけます。自分が気に入った香水などと扇子を一緒にしておくだけで、香りを移すことが可能です。紙や骨組みの木の素材はニオイを吸着する性質があるので、長く一緒にしておけば自然と香りが移ります。ただ、アロマオイルや香水の液体がそのまま触れてしまうとシミになってしまう可能性があるので、工夫が必要です。しみこませた布をさらに乾燥した布でくるので一緒にしておくようにすることで、汚さずに香りだけを移せます。通気性の悪いビニール袋などに一緒に入れてしまうと、湿気を帯びてよくないのである程度通気性があるものに入れてしまっておきます。