扇子のニオイを抜く方法を紹介します

涼を得るのに鞄の中に忍ばせている方も多い扇子。開けば素敵な絵柄や素材を楽しみながら涼むことができるうえに、閉じればコンパクトになり、最近では若い方向けにモダンなデザインのものも増えて人気となっています。あればとても便利ですが、白檀のようなニオイの強い素材から作られているものの場合、取り出しただけでもかなり強烈なニオイがしてしまいます。自分はとても好んでいるニオイだとしても、公共の場での使用は周囲の方の迷惑になりかねません。また、しばらく使用せずに部屋においてままであったり、箪笥の中にしまっていると、生活臭や箪笥のニオイが移ってしまうことも。このような扇子のニオイを取るにはどのようにすれば良いのでしょうか。それぞれ詳しくお話ししていきたいと思います。

素材である白檀のニオイを取りたい場合

白檀とは、香木として有名な木で、お香などの「サンダルウッド」もこの白檀が使用されています。白檀で作られた扇子のニオイは、後から含ませたものではなく素材そのものから香るものなので、このニオイを完全に取り去ることは難しいものです。使い始めは、自分に向けて扇ぐと濃いニオイがずっとするので、気分が悪くなったりする方もいます。この強すぎるニオイを軽減させる方法としては、広げた状態で風通しの良い日陰に置いておくことです。木は過度な湿気や乾燥をとても嫌いますし、変形を防ぐためにも決して日当に置いてはいけません。とても乾燥している日などは避けた方が良いです。時々扇いでニオイを飛ばしてはまた日陰に置いて…を繰り返すうちに、少しずつですがニオイが軽減されていきます。素材自体が強い芳香なので、弱くなったと感じても、仕舞い込んでいるとまた濃いニオイを発するようになるので、弱くなったと思ったらそのタイミングを逃さずに使っていきましょう。

生活臭や箪笥のニオイを取りたい場合

日々生活していると、どうしても生活臭というものが発生してしまいます。料理や体臭など、仕方のないものなのですが、やはりこのニオイが扇子に移ってしまうと、せっかくの涼もニオイで台無しになってしまいます。また、箪笥に仕舞い込んで、箪笥特有のニオイやナフタレンが香ってしまうと、これも同じく台無しです。この生活臭や箪笥のニオイ移りを防ぐには、ニオイが強くなったり定着するのを防ぐ為にも、こまめに換気することが一番です。家の中に風を通しながら、消臭や除菌スプレーを使い、布に染み付いた生活臭を取ることがニオイ移りを軽減させます。既に移ってしまった場合は、白檀と同じく日陰で広げてニオイを取りましょう。何となくニオイが残っていると感じたり気になる場合は、消臭剤などを振りかけたティッシュなどの上に染みない程度にティッシュを重ね、その上に広げるのも方法です。また、お気に入りの香りがあれば、その香りを軽く含ませたハンカチなどで包んでおくのも良いです。これらの方法は、素材を傷みやシミの原因となるので、成分が付着しないように気を付けてください。